ジユウダイ

今年で25回目を迎えるパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)。20世紀を代表する音楽家レナード・バーンスタインの提唱で1990年に始まった、世界の若手音楽家の育成を目的とする国際教育音楽祭です。2013年からは、札幌の小中高生に向けたプログラムも開始。PMFオーケストラとの共演や、ゲストアーティストとして来札した世界の一流オーケストラ・メンバーによる、楽器の直接指導を実施しています。7/11(金)に開催された、ベルリン・フィルハーモニー・ブラス・アンサンブルによる金管楽器クリニックを見学してきました。

この日の参加校は、北星学園女子中学高等学校と札幌市立中央中学校の吹奏楽部の皆さん。それぞれ前半後半に分かれての指導です。最初にフィルメンバーが紹介されたあと、気さくな人柄が伝わってくる語り口が印象的なホルン奏者、サラ・ウィリスさんの「Good luck everybody!」のかけ声で、北星学園女子中学高等学校吹奏楽部の演奏スタート。曲は、福島弘和作曲の「チュプカムイ」です。

演奏終了後フィルメンバー12人が登壇し、「柔らかい息を吹き込むことを意識して」「舞台上で聴こえる音と客席に聴こえる音は違うので、もう少し強弱のコントラストをつけてもいいのでは」などアドバイス。生徒の横で、息の吹き込み方を実際に見せる場面も。
「たくさん練習することは大切なことだけど、音楽は規則だけではないので、本番では演奏を心から楽しむこと」と伝えたうえで、「自分の楽器を演奏することが大好きな人、手を挙げてください」というサラさんの言葉に、部員の皆さん全員挙手。「次は、その大好きという気持ちを込めて演奏してみましょう!」とサラさん。続く演奏は、確かに最初の演奏とは違う印象で、会場からも拍手が。最後は、フィルメンバーも混じって「チュプカムイ」を演奏。大きな拍手が贈られました。

前半終了後、部員の方に感想を聞いてみたところ、「フィルメンバーの方々との演奏は、音を伝えるという感じがとてもしました。楽しんで演奏できました」という答えが返ってきました。後半は残念ながら見ることができなかったのですが、同じく盛り上がった様子。PMFではほかにも、札幌の学生合唱団との共演や、小学生と共演するリンクアップ・コンサートも実施。名手たちの技を間近で見たり、オーケストラと共演したり、札幌で音楽に携わる若い人たちにとっても貴重な機会。PMFの「教育」という素晴らしい面を実感したひとときでした。

画像提供:PMF組織委員会

★8/3(日) ピクニックコンサート in 札幌芸術の森・野外ステージ

8/3(日)に札幌芸術の森・野外ステージで開催されるピクニックコンサートでは、北海道大学混声合唱団がPMFオーケストラと天羽明惠さん(ソプラノ)と共演し、「PMF讃歌〜ジュピター〜」を披露。札幌交響楽団によるオペラの序曲をはじめ、今年のPMF出演アーティストが続々出演する、音楽祭の総集編とも言えるコンサートです。夏の午後を、豊かな自然の中で音楽とともに過ごしてみませんか?
詳しくはこちらからご覧ください。

PAGE TOP