ジユウダイ

3月28日~29日にサンピアザ劇場で開催された、「春の祭典2014」伊達緑丘高校と札幌厚別高校の演劇対決。伊達緑丘高校演劇部顧問の寺沢英幸さんが、厚別高校演劇部顧問の戸塚直人さん(札幌の劇団「座・れら」の演出部でもあります)の元教え子ということで始まった本企画。今年は、雰囲気の大きく異なる2作品が上演されました。



先攻の伊達緑丘高校の作品は、ハイテンションコメディー『Suki★Yaki』(作:佐藤香菜・寺沢英幸/潤色・演出:寺沢英幸)。長男コウジの恋心を成就させるために姉妹が一致団結し、ある妙案(?)を実施...しようとするけれど、もちろん事態はてんやわんやの方向へ。
「自分を捨ててバカになれ」、「動きを止めるな、動き続けろ」を合言葉に、とにかくヘンテコな動きとテンション高めの台詞回しで、約60分突っ走ったのがすごい。最初こそとまどったものの、彼らの動きと言い回しから生まれる独特のグルーヴに、だんだんはまっていくことに。

伊達緑丘高校 『Suki★Yaki』

札幌厚別高校『 ともことサマーキャンプ』


続いて、厚別高校の『ともことサマーキャンプ』(作:畑澤聖悟/潤色:戸塚直人/演出:安喰果菜子)。ビルから飛び降りて死んだ、クラスメートのともこ。その事件を受けて、予定されていたサマーキャンプは急遽学校内ですることに。同じ頃、5人の女子生徒の保護者が学校に呼び出され...。
生徒とその保護者を同じ役者が演じることで、「子どもを守りたい」の真意は「自分を守りたい」なのでは?と、鋭く問うような作品。その上で、それぞれの親が自分の子どもと向き合うことを選択するラストは、罪を償うことに真摯に向き合っていく家族の姿を予感させるものがありました。

観客投票の結果、今年の栄冠は厚別高校に。厚別高校演劇部は10月に、同じくサンピアザ劇場で単独公演も予定しているとのこと。興味を引かれた方は、こちらもぜひ見に行ってみてください。

画像提供:札幌厚別高校



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