ジユウダイ



劇団ラフスパイス×two-you『アイドルになりたい』

2月8日、9日の2日間、サンピアザ劇場で開催された若者舞台芸術祭『Sapporo MixArt2014』。今年も、異なるジャンルの表現活動に携わる若者が共同制作したMix作品を中心に、多彩な作品を上演。早速、8日昼の回を観劇してきました。
2回目の取り組みとなる共同制作に劇団として参加したのは、昨年に引き続き劇団オガワ劇団ラフスパイス集団「歯ぎしり」の3団体。そこに音楽・ダンス活動をしている若者(全員、演劇初挑戦!)や、高校生の演劇部員が加わったユニットがつくられ、計3作品が発表。
「普段、演劇以外のジャンルの人たちと知り合う機会があまりないので、こうやって異なるジャンルの人たちの作品を見たり、一緒につくったりすることは、新鮮だし刺激になります」と語るのは、劇団ラフスパイス主宰の高橋なおとさん。彼らを中心としたユニットにはダンサーと弾き語りの方も参加しており、じっくり歌声を聴かせるシーンやダイナミックなダンスシーンを交えつつ、最高に笑えるコントに仕上げていたところがお見事。


劇団オガワを中心としたユニットには、北海高等学校演劇部から2人が参加。「部活ではみんなで話し合って作品をつくり上げる感覚ですが、今回は作・演出の和川さん(劇団オガワ代表)の思い描く作品世界に近づけていく作業で、普段とは違う面白さがありました」と、1年生の東あかりさん。2年生の野村佳弥さんは「卒業後も仕事と並行して演劇を続けている人たちと出会えて、こうやって続けることができるんだ!ということがわかって良かった」と語ります。

本ユニットによる『東京天国』は、高校生の主人公が自分で何も行動することなく、他人任せで夢を語ったり諦めたりすることに対する厳しいメッセージが込められた作品で、「こうすればうまくいく」という答えは示されずに終わるのですが、この共同制作を通じて、物語では描かれなかったことを結果として現実の高校生2人に示すことができている点に、しみじみ感じ入るものが。

本作に限らず、この日発表された作品全てにどこか共通して感じる「真っ直ぐさ」は、本芸術祭ならではの魅力かもしれません。これは、異なるジャンル・年齢の表現に触れることで、「自分はなぜこれをするのか?」という原点を確認するからなのかな?と推測。


劇団オガワと愉快な仲間たち『東京天国』

Max Heart『Max Heart』

フリースタイルフットボール×DJ「ホワイトギョーザ」


また、この日の前半に発表されたフリースタイルフットボール×DJ「ホワイトギョーザ」によるパフォーマンスは、ストリート上では表現し得ない、(照明や音環境も備えた)舞台作品としてのパフォーマンスを感じさせるもので、この場が、さらに多様なパフォーマーにとっての作品創作・発表の場になると面白いなと期待。
今年も秋頃から参加者募集が始まりますので、興味を持たれた方は主催の札幌市豊平若者活動センターにぜひ問い合わせてみてください。

画像提供:札幌市豊平若者活動センター
※昨年のSapporo MixArtのREPORT記事はこちら


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