ジユウダイ

第8回札幌国際短編映画祭(SAPPORO Short Fest 以下、SSF)に先駆けて開催された、映像制作特別コンペティション『アイアンフィルムメーカーコンテスト(Iron Film Maker Contest 以下、IFMC)』。これは、一般公募で集まった市民映像作家(2〜5名1チーム 18歳以上)が、24時間で企画から脚本、撮影、編集を行い、1分間の短編映画を提出する、「映像の鉄人」コンテスト。今年はテーマを「ACTION」とし、8月30日から3日間市内中心部で開催されたパフォーマンスカーニバル「だい・どん・でん!」を舞台に、15チームが映像制作に挑戦。9月5日に全ての作品上映と、公開審査が行われました。

今年の審査員は、yhs所属俳優の小林エレキさん、札幌市立大学のメディアデザインコースで教鞭をとる武田亘明さん、一世一代時代組の齋藤優さん、Chonmage Film代表の小川亮輔さん、だい・どん・でん!代表の古小高千紘さん、そしてSSFから久保俊哉さん、IFMC企画運営の倉本浩平さんの計7名。審査基準としては、映像としての質の高さよりも、テーマに沿った企画力や他にないユニークさを重視しているとのこと。参加チームによる制作環境の偏りをなくすために、2年前からカメラや編集機材を全チームに貸し出し、同一機材で競い合う形にしているそうです。(今年の機材は、テーマを実現するためにダイナミックなアクションを撮影できるPanasonicのウエラブルカメラと、どんな場所でも自由に映像や音楽の編集ができるiPad。)

さて、この日発表された入賞3チームは、いろいろなパフォーマーの様子をシンプルにつないだデコキュ―『PERFORMERS!』、パフォーマー一人一人の人生を伝えるnew Face『人生を変えるAction!!』、ガラス越しの金魚の目線でだい・どん・でん!が映し出されるK-4『最後の散歩』(3チームともIFMC初挑戦!)。

古小高さんからは、「パフォーマーやお客さんの表情がとても良く映っていて、どの作品からもだい・どん・でん!の魅力が伝わってきました。コラボレーションして良かったです」というお言葉が。また、カリフォルニア映画祭でアイアンフィルムコンテストを体験したことのある小川さんからは、「フィルムメーカーが増えていくのは良いこと。作品をつくり続けて、海外の映画祭にもどんどん出してほしい」とエールが送られました。入賞チームには特典として「Filmmaker Pass」が発行され、SSFで上映される質の高い短編映画にたくさん触れることもできるので、つくり手にとってはおおいに刺激になりそうです。SSFの久保さん曰く「毎年作品のクオリティが上がっている」IFMC、来年仲間と挑戦してみては?

※ 全ての提出作品は、こちらのページで見ることができます。
※ 写真提供:札幌国際短編映画祭事務局



グランプリの発表は映画祭のオープニングレセプションで行われ、K-4『最後の散歩』が受賞。会期後半にメンバーに感想を伺ったところ、レセプションで作品が上映されたことについて「いろいろな人に自分たちの作品を見てもらえたことはうれしい」としながらも、「作品の出来はまだまだなので、今度は自分たちが納得できるものをつくって、それを多くの人に見てもらいたい」と意欲的。映画祭で上映されるさまざまな短編作品については、「レベルの高さを感じました。自分たちにはない発想や撮り方など、視野が広がるし刺激になります」とのこと。いつか、SSFのコンペティションで彼らの名前を見る日が来ることを願いつつ。全ての参加チームの今後に期待!

授賞式より。前列左からK-4の葛西翔さん、成田哲弥さん、阿達次郎さん、原美香さん。4人とも、経専音楽放送芸術専門学校で映像メディアについて学ぶ19歳。おめでとうございます!



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