ジユウダイ

市民ギャラリーで8月6日から3日間開催された、第59回高文連石狩支部美術展。今年は72校が参加し、平面作品669点、立体作品70点が出品。初日には、全道大会に進む作品選考のための投票と、各作品に対する講評が行われました。

パンフレットを片手に作品を見て回る多くの人で、熱気に包まれた会場内。顧問の先生のほかに、各校の代表の生徒が投票をするとのことで、部員が輪になって票を集計している光景も。この中から、票を集めた上位の作品(平面作品は134点、立体作品は20点)が全道大会に進みます。

講評は、平面・立体作品ごとに講評者の先生が分担し、1作品ごとにアドバイス。生徒と一対一で進める方もいれば、グループ全体に伝わるように進めていく方も。最初に自分の作品について説明してもらって、その上でアドバイスをしていくというスタイルをとっている方が多かったです。「なぜ、このモチーフに?」、「この素材を選んだ意図は?」といった講評者の方々の質問を耳にして、「作品を創作する際に、どれだけ自分の中で考えられているか」ということが重視されているのかな、という印象を受けつつ。

立体作品の講評をしていた、札幌平岸高校美術部顧問の千葉有造さん曰く「大事なことは、技術的なことだけではなく、自身や社会と向き合いながら自分の表現を探求できているか。そのための、良いプロセスをふめているか」。高文連美術展は普段の部活動と違い、他校の先生から複数の講評を得られる貴重な機会でもあり、次の一年頑張るための中継地点でもあります。昨年からぐんと上達した作品を前に、講評者の先生と生徒が、今後さらに作品を磨いていくために必要なことなどをやり取りする姿を目にして、私も来年が楽しみになりました。



数ある作品の中で私が面白いと思ったのは、恵庭北高校2年生 平戸理子さんの『くるみ割り人形』。箱の中には人形が乗った円盤(レコードプレーヤーを使用)が設置されており、プレーヤーの回転に合わせてストロボが焚かれることで、人形が動いて見えるというもの。元々コマ撮りに興味があり、美術部に入部。そこで出会ったゾートロープ(回転のぞき絵)に惹かれ、本作品の構想が生まれたそうです。来年の作品にも期待!
※円盤の写真は制作途中のものです。



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