ジユウダイ

クランクインの様子。「かんとく」というワッペンにご注目。

1カットごとに確認し合う、坂本監督と指導監督の早川さん。

技術(撮影&録音)チームの中学生スタッフ。

※写真提供:コトニ夢映画制作プロジェクト実行委員会事務局

公開オーディションの様子を以前ここでご紹介した、コトニ夢映画制作プロジェクトによる長編映画『茜色クラリネット』。7月28日にクランクインし、熱い2週間が始まりました。
早速、琴似中学校での撮影にお邪魔すると、廊下から元気の良いかけ声が。

「本番、カメラ回してください!」
「回りました!」
「シーン14、カット2、テイク1!よーい、スタート!」
「カット!チェックお願いします!」

1シーン撮るたびに、坂本優乃監督(高校1年生)と指導監督の早川渉さんの間でやり取りが交わされ、同時にスタッフがそれぞれの仕事をテキパキと進めていく様子は、見ていてとてもワクワクします。
この日カチンコを担当していた演出チームの福田さとみさん(中学3年生)は、今年で3年目。カチンコには現場のリズムをつくる役割もあり、前述のかけ声をテンポ良くすることが大事なのだとか。「3年続けているので、カチンコの入れる位置や持ち方など、コツがつかめてきました」とニッコリ。

技術チームで録音を担当する高桑稜央さん(中学2年生)は、今年2年目。「録音マイクを持つことのできる時間は、去年より長くなったと思う」と語る彼に、「指導してくれるプロのスタッフを見て思うことは?」と聞いてみたところ、「マイクの向きとかコードの長さとか、いろいろなことをその場で判断するのは、彼だからできること。やっぱりプロはすごいなと思います」という答えが返ってきました。
同じく技術チームの大窪里菜さん(中学3年生)は、撮影を担当するのは2回目。技術的に要求されることも増える今回の撮影で、この日、初めてカメラを自分で回したのだそうです。「絵の中の空白の比率によって、いろいろな演出ができることなど、毎日たくさんのことを教わっています」と語る彼女に、思わず「撮影、奥が深いですね」とうなってしまいました。 (コトニ夢映画制作プロジェクトのHPに、キャストへのインタビューとスタッフへの5つの質問が掲載されていますので、こちらもぜひご覧ください。)

さて、本作にはたくさんのエキストラが出演しますが、その中には市内の中学高校の演劇部員の姿もあり。今回初めてプロジェクトのことを知った山の手高校演劇部の木村美紅さんは、「何かをやることに、年齢は関係ないのだなと思いました。こういう機会があることで演技の経験をいかすことができたので、自分にとっても良かったです」と語ります。「3年間部活を頑張ってきて、最後に映画にも出演できたのはうれしい」とは、北野台中学校演劇部の中川愛花さん。クラスメイトや通行人などのちょっとした役ですが、演劇に携わる中高生の頑張りを見ることができる点もポイントです。

もちろん本作には、演技指導と主人公の父親役を兼任するyhs南参さんをはじめ、札幌で活動する劇団の方々も参加。札幌座のチーフ・ディレクターで、映画やドラマでも活躍する斎藤歩さんが出演するシーンでは、一瞬で感情が伝わってくる彼の演技に、みんな圧倒されたそうです。
たくさんのプロの背中と、そこから技術を学び、良いものをつくっていこうとする10代のまなざしが印象的な『茜色クラリネット』。取材をしていて、こうやって未来がつくられていくのだなあと、しみじみ感じました。本作は、2014年3月公開予定。完成をどうぞお楽しみに!

※ 本プロジェクトへのお問い合わせは、 want@k-yumecinema.com までお願いいたします。
※ 引き続き、一口3,000円から何口でも申し込める市民サポーターを募集しています。
(詳細はコトニ夢映画制作プロジェクトのホームページをご覧ください)

エキストラの方々にシーンの説明をする坂本監督。

スクリプトとして撮影記録をとる演出チームの中島魁莉さん。

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