ジユウダイ

今年で7回目を迎える、北方圏学術情報センター舞台芸術研究プロジェクト『さっぽろ高校生演劇合同ワークショップ』。札幌稲雲高校と札幌山の手高校などの数校によってスタートした本取り組み、毎年少しずつ参加校が増え、今年は12校の演劇部が参加することに。年間を通じて複数回予定されており、その中でもメインとなるのは、ポルトホールでの合同公演(今年は6/15・6/16)に向けた2カ月間のワークショップ。入部したばかりの1年生も多いので、スタッフワークをいくつかの部署に分けて担当の先生を配置し、きめ細やかな指導をしていきます。今回は、そのスタッフワークの実習を中心にご紹介。
(5月中旬の様子です。)

まず制作部。チラシやチケット、当日に配布されるパンフレット等の制作をする他、演劇部のある学校への案内や中学校の演劇部への招待状送付など、広報も担当。チケット販売が始まると、その売上げも管理します。公演タイトルのかわいらしいロゴも、彼らの自作。(これはぜひ、当日チェックしてみてください。)
お次は装置部。稽古を見ながらの舞台イメージづくりに始まり、ポルトホールに高さのある舞台をつくるため、架設舞台とイントレ(工事現場の足場のようなもの)制作に取り組みます。
衣装メイク部は、約50人の衣装や小道具を担当。新たにつくるというよりは、あるものを集めてくるのが主な仕事になりますが、それらを使っていかに衣装バリエーションをつくるかが腕の見せ所。「日々、予算との闘いです」とは担当の先生談。

この日のチケット売上計算も終わり、チラシデザインをチェックする制作部。

この日のチケット売上計算も終わり、
チラシデザインをチェックする制作部。

担当の先生と卒業生のアドバイスを受けながら、スロープを制作する装置部。

担当の先生と卒業生のアドバイスを受けながら、
スロープを制作する装置部。

集まってきた衣装を整理して、組み合わせを考案中の衣装メイク部。

集まってきた衣装を整理して、組み合わせを考案中の衣装メイク部。

役者が台詞などを忘れた場合に合図を送る、プロンプターとして実習中。

役者が台詞などを忘れた場合に合図を送る、プロンプターとして実習中。

効果部の台本。各シーンを表現する光や音のイメージを出す作業が続く。 効果部の台本。各シーンを表現する光や音のイメージを出す作業が続く。

効果部の台本。各シーンを表現する光や音のイメージを出す作業が続く。(左右写真)

キャストの演技を真剣に見つめる中島さんと橋田さん(奥)。手前は卒業生。

キャストの演技を真剣に見つめる中島さんと橋田さん(奥)。
手前は卒業生。

ホール前に張り出されたスケジュール表。全体の動きがわかります。

ホール前に張り出されたスケジュール表。
全体の動きがわかります。

音響と照明からなる効果部は、それぞれ北翔大学の村松幹男さんと照明家の鈴木静悟さんのもとで実習。この部署は1年生が多いので、機材の組み立て方など基礎から学びます。照明チームは全員照明初体験。私が取材にお邪魔した日は、「(鈴木さんから)とにかくたくさん案を出して、と言われたので頑張ります」と、台本片手に話し合っておりました。
この他にも、演出と舞台監督からなる演出部があり、演出を手掛ける中島憲さん(札幌稲雲高校演劇部顧問・NPO法人劇団どっと)と舞台監督の橋田志乃舞さん(劇団一揆主宰)のもとで実習。舞台監督チームは、総勢100名にもなるキャスト・スタッフ陣の動向管理の術を学ぶのだとか。

さて、今年の合同公演の演目は、児童文学として多くの人に愛され読み続けられている斎藤惇夫さんの『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』を原作にした『冒険者たち』。これまで幾度となくミュージカル化や舞台化されてきた名作に挑戦します。キャスト・スタッフ全員の力がどのような形で結実するのか、楽しみですね。

【公演情報】

タイトル さっぽろ高校生演劇合同ワークショップ公演『冒険者たち』
日時 2013年6月15日(土)17:00〜
2013年6月16日(日)14:30〜
※ 開場は開演の30分前。(上演時間は約110分を予定)
会場 北方圏学術情報センター「ポルト」
札幌市中央区南1条西22丁目
料金 一般前売800円・当日1,000円
高校生以下前売300円・当日500円(受付にて学生証をご提示ください)
※なお、保護者同伴の小学生は無料。
チケット予約
お問い合わせ
さっぽろ高校生演劇合同ワークショップ実行委員会事務局
藤本(札幌国際情報学校)
TEL 011-765-2021 / FAX 011-765-2022
sapporogoudou@gmail.com

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