ジユウダイ

撮影:若松和正

2013.06.04

日本の伝統的な人形劇「人形浄瑠璃」を学ぶ道内唯一の講習会。
三人遣いは格好良い!

幕が開くと、黒衣姿の口上役が拍子木を持って現れ、「東西〜」と声を張り上げ太夫(たゆう)と三味線の名を紹介。そして三味線を弾きはじめ、太夫の語りがはじまると、舞台正面に人形が登場する...
これは、日本の伝統的な人形劇である「人形浄瑠璃(じょうるり)」のはじまりの場面。通常の人形劇と違うのは、その特殊な人形の操作方法。一体の人形を三人がかりで遣う(「三人遣い」と呼ばれる)ことで可能となる、ダイナミックな動きや細やかな所作、繊細な感情の表現は、人形浄瑠璃の大きな魅力の一つです。

札幌市こどもの劇場やまびこ座では、1994年から毎年、実際に本物の浄瑠璃人形を動かしながら三人遣いを学ぶ講習会を実施(道内唯一!の講習会だそうです)。中学生と高校生が対象のユースクラスと、18歳以上の方が対象の一般講習会があり、それぞれ12月に発表会が催されます。

ユースクラス発表会より(撮影:若松和正)

講師を務めるのは、八王子車人形西川古柳座五代目家元の西川古柳さんと、さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座の皆さん。
先日開催されたあしり座の定期公演では、舞台の成功を祈願する『幕開き三番叟』をユースクラスの高校生が上演、また西川古柳さんによる人形解説のコーナーでも人形遣いを担当するなど、受講生が活躍しておりました。

さて、この「三人遣い」。最近では人形浄瑠璃のみならず、3月に札幌市教育文化会館で上演された『OKHOTSK オホーツク 終わりの楽園』でも、あしり座メンバーがチェコを拠点に活躍する人形劇師 沢則行さんと競演するなど、現代人形劇の作品にも活躍の場を広げつつあります。

『OKHOTSK オホーツク 終わりの楽園』より

本講習会は、古典芸能の世界に触れながら、日本が誇る人形の操作方法を学ぶことのできる貴重な機会。ぜひチャレンジしてみてください。

詳細
日程 Ⅰ期:6/4(火)-6/7(金)
Ⅱ期:7/2(火)-7/5(金)
Ⅲ期:8/27(火)-8/30(金)

Ⅳ期:10/1(火)-10/4(金)

Ⅴ期:12/10(火)-12/13(金)

ざ・にんぎょうじょうるりユースクラス発表会:12/14(土)

人形浄瑠璃講習会発表会:12/15(日)
講師 西川古柳(八王子車人形西川古柳座五代目家元)
さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座
受講内容 <ユースクラス>
時間:17:00-18:30
対象:中学生・高校生 10名
参加費:3,000円(年会費)

<一般講習会>
時間:19:00-21:00
対象:18歳以上 10名
参加費:10,000円(年会費。その他に足袋、黒手袋代実費)
お問合せ ★4/20(土)より、やまびこ座にて電話受付開始!
011-723-5911(受付時間 9:00〜17:00)
PAGE TOP