ジユウダイ

FILM

2013.07.26 - 08.25

晴れた日に足を運びたい
『狩野哲郎 あいまいな地図、明確なテリトリー』

狩野哲郎さんは、鳥よけや園芸用品などからつくり上げた風景の中に、植物や動物など人間がコントロールできないものを取り込んだ作品シリーズ『自然の設計/Naturplan』等で、注目を集めている気鋭の若手作家。卓越した色彩感覚と空間構築力で私たちが認識する「モノ」の意味や価値を軽やかにズラし、人間と異なる世界認識を持つ生物(例えば鳥など)に意識を傾けることで、新たな知覚の存在を示します。

《自然の設計/Naturplan》2012年 ©KANO Tetsuro

《自然の設計/Naturplan》2012年 ©KANO Tetsuro

モエレ沼公園ガラスのピラミッド開館10周年記念展として開催される『狩野哲郎 あいまいな地図、明確なテリトリー』では、ガラスのピラミッドのアトリウム空間やギャラリースペース、そしてそこからつながる芝生エリアを舞台に新作インスタレーションを展示。ギャラリースペースには、自身初となるガラスや磁器のコラージュによる彫刻作品を展示。大きな鳥かごとも捉えられるこの作品内では、展示作品の一部として空間内に鳥を放つそうです。思いもよらない鳥の反応が見られそうで、想像しただけでなごみます。芝生エリアでは、公園内の枝木を利用した作品を展開。その向こうに点在するモエレ山や海の噴水、モエレビーチなど、イサム・ノグチによって構想されたダイナミックな風景とあわせて、ユニークな眺めになりそう。

本展で展開される、既製品を組み合わせた「世界に存在するあらゆる何かのための」風景は、私たちだけではなく、ガラスのピラミッド上空を悠々と旋回するトンビや、時折地面に降り立つセキレイなどの野鳥たち(あるいはその他の動物)にも開かれています。
いくつもの視点を含む彼の作品世界を通して、モエレ沼公園という場所の意味や価値がどのように書き換えられるのか。この夏、迷わず足を運んでほしい展覧会です。

★ 7/6(土)にはプレイベントが円山動物園で開催されるほか、期間中も関連イベントあり。また、FAbULOUSとsalon cojicaでも狩野哲郎展を同時開催!各会場で異なるコンセプトの作品を発表します。バス停「バスセンター」とバス停「モエレ沼公園」を往復する北海道中央バスの期間限定バス「東6 モエレ沼公園」行で、2つの会場とモエレ沼公園をハシゴしてみては?
関連イベントや2つの狩野哲郎展についての詳細は、こちらをどうぞ。

展示詳細
タイトル 『狩野哲郎 あいまいな地図、明確なテリトリー』
会期 2013年7月26日(金) ~ 8月25日(日)
時間 9:30〜17:00
※7/27(土)は花火大会のため16:00まで。(雨天の場合は翌日に順延)
休館日 会期中無休
会場 モエレ沼公園ガラスのピラミッドおよび屋外周辺
(札幌市東区モエレ沼公園1-1)
入場料 無料
お問い合わせ モエレ沼公園管理事務所 / TEL 011-790-1231
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