ジユウダイ

FILM

2013.06.29 - 08.25 / 07.15 - 08.25

シャガールの創造とその過程に迫る二つの展覧会
シャガール展とイジス写真展

6/29(土)から北海道立近代美術館で開催される『シャガール展』と、その連動企画として7/15(月)から札幌宮の森美術館で開催される『イジス写真展』。20世紀を代表する偉大な芸術家の創造とその過程を見ることができる、ワクワクするような二つの展覧会をご紹介。

鮮やかな色彩による幻想的な作品世界で、多くの人々を魅了するマルク・シャガール(1887-1985)。特に晩年に多く手掛けた、歌劇場や美術館、大聖堂などの公共空間を飾るモニュメント(記念碑的作品)は、壁画や天井画、ステンドグラス、陶板画、モザイク画、タピスリーなど多彩な技法と形式によるもので、まさに彼の画業の集大成。(ヨーロッパに旅行した際は、ぜひ現物を目にしてほしい!)『シャガール展』は、このモニュメントをテーマに日本で初めて本格的に紹介する展覧会です。(札幌公開後、国内4都市を巡回)

第1章ではパリ・オペラ座の天井画(1964年完成)の最終下絵など、オペラ座に関係する作品や、この仕事につながっていくことになった彼の舞台関連の作品を紹介。バレエ『火の鳥』をはじめとする多くの舞台の衣装デザインや舞台背景画に加え、バレエ『ダフニスとクロエ』からは実際に使用された衣装もお披露目。舞台好きな人は必見です。(図録には、当時の舞台記録写真も掲載!)

第2章では、彼にとって精神的な支柱である旧約聖書をテーマにした作品を。ここでは日本初公開となる油絵や直径2mものステンドグラスがお目見え。ステンドグラスは、シャガールと27年間コラボレーションし続けたガラス工房アトリエ・シモン=マルクで制作されたもので、シャガールの色彩がガラスでどのように再現されているかご注目を。第3章では、彼が晩年手掛けた油彩、版画、陶芸、レリーフ、タピスリーなど多様な技法の作品を展示。南仏コート・ダジュールでの安息の日々を振り返ります。

さて、本展観賞後は、ぜひ札幌宮の森美術館の『イジス写真展』(7/15より開催)へ。20世紀フランスを代表する写真家の一人として高い評価を受けたイジス。1949年にシャガールと出会い、それから約20年もの間、写真家として唯一シャガールの制作の様子やプライベートな素顔を撮影し続けました。 本展では『シャガール展』と同じ3章構成で、各作品の制作過程やアトリエの様子を写した写真を展示。(オペラ座の天井画は、当時極秘で制作が進められたため、イジスが撮った写真はとても貴重!)その他にも、カフェでくつろぐシャガールが何やら閃めいて目を輝かせる瞬間や、最愛の奥様との仲睦まじい様子まで、約100点ものボリュームで一挙に見せます。

「今まで知られていなかった、シャガールの新たな魅力と凄さをお見せします!」と語るのは、北海道立近代美術館学芸員の福地さん。シャガールの魅力に迫る講演会(7/13近美開催)や、両展覧会をめぐるアート&グルメ バスツアー(申込:札幌宮の森美術館)など関連イベントも充実しているので、ぜひ詳細を各HPでチェックしてみてください。

上映情報
タイトル 『シャガール展』
会期 2013年
6月29日(土)~8月25日(日)
時間 9:30〜17:00
※会期中の金曜日は19:30まで。ただし7/19(金)は21:00まで。
(入場は各閉館時間の30分前まで)
休館日 月曜日(ただし7/15は開館)、7/16(火)
会場 北海道立近代美術館(札幌市中央区北1条西17丁目)
入場料 一般1,300円(1,000円)
高大生700円(600円)
小中生500円(400円)
※( )内は前売り、10名以上の団体、リピーター料金(半券をご提示ください)
お問い合わせ TEL 011-644-6882
タイトル 『イジス写真展』
会期 2013年
7月15日(月)~8月25日(日)
時間 10:30〜19:00(入場は閉館時間の30分前まで)
休館日 火曜日
会場 札幌宮の森美術館(札幌市中央区宮の森2条11丁目2-1 宮の森ミュージアムガーデン内)
入場料 【企画展+コレクション展
一般800円
シニア(60歳以上)高大生600円
中学生以下無料
※北海道立近代美術館『シャガール展』のチケット半券ご提示の方は400円。
半券1枚につき1名様限り
お問い合わせ TEL 011-612-3562
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